保健師として仕事するには

保健師の資格取得

保健師になった人に聞くと、多くの人は、最初は看護師を目指したという人が多い。
その勉強中に、「公衆衛生学を学び、地域の住民に何か役に立ちたいとの思いから保健師の資格を取った」(28歳女性)という。

 

また「保健師活動を通じて、地域の住民とのコミュニケーションができ、やりがいを感じる」(28歳男性看護師)という声もあり、看護師とまた違った趣が感じられる職業だ。

 

保健師の資格を取るには、まず1年の保健学校に入学して、勉強しなければならない。
看護大学の卒業生は、保健師になるための勉強を終えているのが一般的で、改めて入学する必要はない。

 

そして保健国家試験に合格すれば、保健師の資格が与えられる。
資格を取ったら、保健所、市役所、企業の採用試験を受けて、就職することになるのが一般的なコース。

 

この保健師活動の始まりは、イギリスで起こった訪問看護であると言われている。
アメリカにおいても貧困家庭を支援するため、訓練を受けた看護師が、家庭看護や、衛生教育を行っている。

 

日本での始まりは、明治維新後の社会変動により、発生した貧困生活者に対し、社会事業的な発想で、巡回看護や、保健指導による支援活動が始まりとされている。

 

最近の傾向として、病院や診療所に保健師を置くところが増えている。
病院の総合相談窓口に保健師がいる場合が多い。

 

患者の療養相談や、健康教育療養効果を高めるための病棟との連携を図っているのが主な仕事だ。

 

保健師の仕事内容を把握するのは、実際に保健師として働いている人のブログを読んでみるのも良いだろう。

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