看護師の職務領域その1

拡大する看護師の職務領域(1)

これまでの病院中心の看護師の職務領域が、ここにきて大きく変わろうとしている。
在宅医療の拡大と訪問看護の急増である。

 

少子高齢化が続く中、この傾向は、ますます増えることが予想され、看護師の仕事を今一度見直す時が来たといえよう。

 

現在の看護師としてのキャリアを生かす仕事が、数多くあるということを知ってもらいたい。

 

91年老人保健法改正による看護制度が設けられ、92年老人訪問看護ステーションが設置された。

 

そして92年の新ゴールドプランで示された、訪問看護ステーションの設置目標は、9900ヵ所に対して、2470ヵ所、約55.3%の設置率であった。

 

これが実態である。
それは、人的資源の不足や、人件費の増大による収支の悪化、医療を取り巻く環境の変化などが考えられる。

 

しかし、こうして設置された訪問看護ステーションも、次々と休止に追い込まれた。
介護医療を円滑に行うためには、専門職といわれる介護のプロたちの力が必要不可欠なのだ。

 

これまでは、介護の資格を持った人たちで運営していた。
それは看護師資格を持つ看護師を求めても、どうしても夢を抱く大病院へとなびき、こうした福祉施設への看護師就職は皆無に近いほどだった。

 

しかしここにきて、医療機関の機能分化や、在院日数短縮化により、医療提供形態が病院中心から在宅へと広がりを見せ、より在宅医療が重要化されてきたのだ。

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