社会福祉分野の看護師その1

社会福祉分野の看護師(1)

看護師の仕事は、病院や診療所などの医療分野に限らず、多くのジャンルがある。
一般的には、病院や、診療所で、キャリアを積み、そうした他の分野に転職する人が多い。

 

その一つが社会福祉分野である。
しかし社会福祉分野と言っても数多くあるので、看護師は、自分のライフスタイルに合った分野を選ぶことが大切といえよう。

 

社会福祉分野の仕事は、各職場で、医療に関する知識、キャリア、技術を持っている「看護師の資格を持っているのは、自分だけ」と言う気構えが必要だ。

 

その分責任も重いが、やりがいのある職場だといえる。
福祉関係の仕事と病院や診療所の仕事の違いは、病院が、病気を患っている人の治療や看護が主な仕事だが、福祉関係は、体力の低下や、傷害のために一人で暮らすのが難しい人を介護、看病する施設だ。

 

したがって一緒に働く人は、病院とは大きく異なる。
利用者が100人いるほどの大手の福祉施設でも、極端に言えば、医師一人に看護師一人という施設もある。

 

仲間は、介護福祉士、社会福祉士、ホームヘルパー、ケアマネージャーなどが数人いる。これにリハビリがある施設は、理学療法士などリハビリスタッフとも協力していかなければならない。

 

また病院とは雰囲気も大きく異なる。
福祉施設では、発作や痛みに苦しむ利用者はいない。
普段は落ち着いているので、毎日ゆったりした静かな時間が取れる。
こうした時間を勉強にあて、スキルアップを図っている看護師が大半だ。

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