看護師が転職する理由

看護師の離職理由は?

女性の多い看護職で、離職を考える要因は、結婚、出産、育児を挙げる人は多い。
しかしそれは、確かにあるが、離職の要因の上位には来ない。

 

なぜなら、各病院とも看護師獲得に、育児施設や、子育てできる環境を整えてきているからだ。一部には、託児所を設けている病院もあり、それを活用している看護師も多い。

 

では辞めたくなる理由は、人員不足からくる、業務の不公平感か。確かにそれもある。
しかし常にトップに来るのは、職場の人間関係の悩みから転職、離職を考える人が多いという。

 

「先輩看護師から事あるごとに嫌がらせを受けている」(ある26歳の看護師)
「医師と患者さんの間にあって、どうしたらいいかわからない」(24歳看護師)など職場での人間関係の悩みを訴える。

 

次いで多いのは、待遇面。「他の病院に勤めている看護師と会って待遇面を聞かされ、自分と大変差があることを知った」(32歳看護師)と、この3つが、離職理由のビッグ3と言えそうだ。

 

中には医師から、ミスをしつこく叱られ、看護師長に相談したら医師の味方をし、助けてもらえなかった。同僚からも陰口をたたかれ、ノイローゼ状態になり、軽いうつ病になった看護師もいた。

 

その看護師は、介護・福祉施設に転職、病院よりも静かな雰囲気で、毎日ゆったりとした静かな場所に勤務している。

 

「看護師の仕事は、病院だけではないということを知った。ここでは、看護師の資格がおおいに役だっている」と、一瞬の内にうつ病は治ったという。

スポンサードリンク