看護師の職務領域その2

拡大する看護師の職務領域(2)

介護に関わる医療機関の専門職には、医師、保健師、薬剤師がある。
その中でも在宅現場に対応するため、訪問看護師には、幅広い知識とスキルが求められるようになった。

 

それでは訪問看護師とはいったいどのようなものか。
それは、病院、診療所で、患者を待つのではなく、看護師自から患者の居宅に出向くスタイルが訪問看護師と言う。

 

病院の方でなく、自宅の方が患者が落ち着いて治療を受けやすいことから、今急速にこのシステムが増えている。

 

看護師は、患者にその人らしい生活をしてもらいながら、看護ができるので、訪問看護に興味を持つ看護師が増えているというのが実情だ。

 

患者が急に様態を悪くした場合、病院なら医師や看護師がすぐ側にいるから、安心だが、訪問看護となると看護師一人で、応急処置なりをしなければならない・

 

それだけに、訪問看護師は、それだけのスキルを身に着けならなければならない。
それでは、病院看護師から訪問看護師に転職した、看護師の一日のスケジュールを追ってみよう。

 

AM9時 訪問看護センターに出勤、看護師同志で、前日訪れた患者の情報を交換する。10時 患者の自宅を訪問、体温、血圧、脈拍の測定、体を拭いたり、先髪、入浴の手伝い、家族へアドバイスしたり、リハビリの手伝いなど。

 

11時30分 次の患者の家へ、17時 ステーションに帰着。今日の出来事を記録して、必要あれば今後の看護計画を作る。18時 仕事完了。帰宅。

 

患者の様態によっては、夜に自宅へ行くこともある
一般的に訪問看護師の一日のスケジュールはこんなところだ。

 

病院看護師と違って勤務にそう差はそうないが、任務の重さがのしかかってくる。
それだけまたやりがいがあると言えそう。

 

看護師としてのスキルを、十分に活用する機会でもあり、地域住民とのコミュニケーションが取れ、新しい自分を見つける事も、また楽しみの一つといえよう。

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